この遺跡は、Nakhon Ratchasimaから国道2号線を北上し、
Phimaiへの分岐の手前で、左に折れます。
Phimai遺跡を訪問する時に、セットで訪問するのがお得だと思います。
休日に訪問すると、小学校の子供達がボランティアで説明員をしてくれてます。
人見知りせず話しかけて来る子供達がかわいらしい。
タイ語なので何を言っているのかわからないが、
商売っ気の無い素朴さが気持ちが良かった記憶があります。
私自身は、何度か訪問してますが、先史時代の貴重な遺跡なのに、
本気で見て無かった事が悔やまれます。
この遺跡は、3つの発掘現場展示(Exh.#1、Exh.#2、Exh.#3)と、発掘物の展示場があります。
■Exh.#1
異なる地層から人骨や土器が
見つかっています。
先史時代から、
ここに人が住み続けて来たようです。
これもExh.#1です。
■Exh.#2
■Exh.#3
上記は、Exh.#3にあった説明文です。
この発掘現場は、村の北西の
Ku Than Prasat
の小丘の近くに位置します。
そして、4.8mの深さまで発掘調査が行われています。
ここでは、青銅の斧の鋳型や、るつぼのような、非常にめずらしく興味深い
人工的な遺物が発見されています。
焼け焦げた地面や木炭を使った遊びをしたような土の特徴や、乱れた地層は、
先史時代の人々の仕事場であった事を示しています。
また、ここの埋葬の特徴は、ピマーイ黒色土器、青銅の装飾品と一緒に埋葬されている事です。
特に鉄板を芯材として使用し、青銅で覆った青銅の加工品の技術は、
この時代の末期に、始まっていた事を示しています。
Ku Than PrasatのKuとは、仏塔のような一基の宗教的構造物を表す地方語です。
Ku Than Prasatは、地面にびっしりと崩れたレンガで覆われた小丘でした。
ここは、発掘調査をしましたが、長い年月を掛け荒らされてきており、
何も解明されるものは無かったようです。
但し、漆喰装飾された仏陀の頭部や、陶磁器の破片が見つかっています。
6-8世紀には、Ban Prasatの人々は、仏教を信仰しており、
Dvaravati時代の遺物が見つかっています。
その後、ピマーイは、クメール文化の影響を受け発展するに従って、
Ban Prasatは、Phimaiの隣接都市のひとつとなってしまいました。
Exh.#3の埋葬された人骨です。
ここでは、地層が良くわかります。
レンガがたくさん埋まった地層も
見えます。
参考: Ku Than Prasatは、
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